他にもいろいろ…離婚日記
●妻とは大学のサークルで知り合いました。一目ぼれでした。運よく付き合うようになり、大学を卒業してすぐに結婚しました。私達は結婚をしてからも、付き合っていた頃と変わらず、仕事帰りに待ち合わせをして食事をしたり、映画を見に行ったりと２人の生活を楽しんでいました。そして、そんな生活は２年後に変わりました。
●結婚２年目に長女が産まれました。
私は働き始めてから２年目となり、仕事が面白くなってきた時期でした。
妻一人に子育てを任せ、私は朝から晩まで働きました。仕事から帰ってくる頃には、幼い娘はもう寝ています。週末、娘に会うことだけが楽しみでした。
私の仕事が忙しくなるのと同時に、余暇の時間を簡単に取れなくなってきました。
妻との外食もまったくなくなり、週末も平日の疲れから、朝から晩までダラダラとテレビの前にごろりと横になることが続きました。
いままで大学時代にやっていたテニスもすっかりご無沙汰となり、友達とも疎遠になってきました。
あんなに友達の中でわいわい騒ぐのが好きだったのに、最近は人の中にいることが疲れてしまいます。私と一緒に騒ぐことが好きな妻は、そんな私を見てどう思っていたのか、その時は妻の気持ちを考える余裕すらありませんでした。
そんなある日のこと、妻の様子がおかしいことに気がつきました。
まず、日中の外出が増えました。
私達は妻の実家の近くに住んでいるので、妻が外出をしたい時には、妻の両親が娘を預かってくれることになっています。
でも働いていない妻に日中電話をしても誰もでない日が続き、私は妻と娘に何かあったのではないかと心配になりました。
ある日、仕事で外出をしたときに家の傍まで来たので、家に寄ってみることにしました。
ちょうどお昼時だったので、妻と娘は間違いなく家にいるだろう、私が帰ったらどれだけ二人は驚くだろうと驚かす楽しさで胸をどきどきさせながら、家の鍵を開けました。
妻はいませんでした。娘もいませんでした。
ここまで来たらついでだと思い、妻の実家に立ち寄ったところ、娘はいましたが妻はいませんでした。
妻の両親の話では、今日妻は学生時代の友達に会うため外出したとのこと。
それにしても学生時代の妻の友達はみんな働いているはず。
働いている人がそうそう妻と気軽なランチをいっしょにできるはずがありません。
その時、私の心に疑念が浮かびました。おかしい。
そして、興信所に頼んで調査をしてもらおうと考えたのです。
